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結合商標の類否

結合商標の類否

商標権の侵害で警告を受ける場面では、登録商標とドンピシャな商標を自分が使用しているというときは少なく、たいてい使用商標の一部が登録商標と同じか似ているという事態です。
では、このようなとき、どうやって結合商標の類否を判断するのでしょうか?
次の手順によります。

1.侵害の判断要素 商標の類否
 自分が使用する標章(商標)と他人の登録商標との間に、誤認混同が生じる恐れがあるか否かで判断されます。肯定されれば類似と判断されます。

以下の3要素を比較します。
 外観(見た目)、称呼(読んだときの音)、観念(想起される考え)
 と取引の実情

2.結合商標についての類否判断
 一般的には標章の構成部分の一部を抽出してこの部分だけを他人の商標と比較して商標そのものの類否を判断するということはしません。
 原則は結合商標全体と、他人の登録商標を比較します。
 ただし、結合商標のある部分が取引者、需要者に対し、出所識別標識として強く支配的な印象を与えるという場合や、他の部分から出所識別機能として称呼や観念が生じないと認められる場合は別です。

 判決例で、登録商標「プレミアム/PREMIUM」と被告商標「Premium by LASTSCENE」との類否が争われた事件(大阪地裁平成21年7月16日判決)があります。
 この判決では「プレミアム/PREMIUM」が「高品質の、高級な、高価な」を意味する言葉であるとの認識が一般的に普及するようになり、既に、商品や役務の出所を示すものとして強い印象を与える言葉ではなくなっていること、被告商標では、「LASTSCENE」の部分も「Premium」の部分に劣らず需要者の目を引くこと、ファッション業界においては、ブランド名として「by」の後ろに既存ブランド名を掲げた名称が使用されることがあり、このような場合顧客誘引力を有する既存ブランド名が、出所識別機能を有していること、等から被告商標「Premium by LASTSCENE」のうち「Premium」の部分だけを抽出して、この部分だけを登録商標と比較して類否を判断することはできない、と判断しています。

3.結論
結合商標のある部分が取引者、需要者に対し、出所識別標識として強く支配的な印象を与えるという場合や、他の部分から出所識別機能として称呼や観念が生じないと認められる場合に限って、結合商標の一部分だけを取り出すて類否判断できるということですね。

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