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意見書の具体例

意見書の具体例

先願先登録の商標に類似するとの拒絶理由に対して

書類名】        意見書
【あて先】       特許庁審査官 鈴木 太郎 殿
【事件の表示】
  【出願番号】    商願2016-111111
【商標登録出願人】
  【識別番号】    512345678
  【氏名又は名称】  株式会社ABC
【代理人】
  【識別番号】    10000000
  【弁理士】
  【氏名又は名称】  山田 一郎
【発送番号】      00001
【意見の内容】
(1) 本願拒絶理由の要点
 平成28年1月1日付の拒絶理由通知書によれば、本願商標は登録第1000000号及び登録第2000000号の商標と類似であって、その商標登録に係る指定商品と同一又は類似の商品に使用するものであるから、商標法第4条第1項第11号に該当するとのことであります。
しかしながら、出願人は、以下に示す理由により、上記拒絶理由の認定には承服できません。
(2) 本願商標が登録されるべき理由
(2-1)本願商標は上部の横書き漢字「播州」、下部の縦書き漢字「山忠」によって構成されているのに対し、引用商標は横書き片仮名文字「ヤマチュウ」と
「山の記号」の下の漢字「忠」で構成されています。したがって、需要者は外観上、本願商標を引用商標から明確に区別することができます。
(2-2)次に観念について検討します。先ず本願商標のうち「播州」は地域団体商標「三木金物」が登録されるほど金物の産地として有名な三木市周辺の地方名であり、「山忠」は、鎌倉時代の名刀「備前長船」の作者とされる古備前派の近忠のように、需要者に作者の表示であるかのような印象を与えます。一方、引用商標からは特定の観念は生じません。
 このように、本願商標からは「播州の山忠作の包丁」という観念が生じるのに対し、引用商標からは特定の観念が生じないことから、本願商標は引用商標と観念において相紛らわしいものでないことは明らかであります。
(2-3)続いて称呼について検討します。IPDLでは「バンシューヤマタダ」「ヤマタダ」と称呼表示されていますが、前記のように本願商標からは「播州の山忠作の包丁」という観念が生じ、全体の構成音も8音と格別冗長ではなく、よどみなく一連に称呼されることから、「ビゼンオサフネ」のように「バンシューヤマタダ」の称呼が生じます。
 一方、引用商標は「山の記号」と「忠」の上部に片仮名で読み仮名を振るように「ヤマチュウ」と表示されていることから、これに接した取引者、需要者は商標の使用者の意図をくみ取り「山の記号」と「忠」を「ヤマタダ」と称呼することはなく、引用商標からは片仮名の表示どおり「ヤマチュウ」の称呼のみが生じます。
 よって、取引者、需要者は、本願商標を引用商標と明確に聞き分けることができます。
(2-4)本願商標は出願人が昭和40年頃から包丁に継続して使用しているものでありますが、取引者、需要者において引用商標と誤認・混同が生じている事実はありません。
(3)むすび
 以上のように、本願商標と引用商標は外観、称呼、観念のいずれもが相違する非類似の商標ですから、引用商標との関係において商標法第4条第1項第11号に該当するものではありません。したがって本願商標は登録されるべきものと確信します。

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